レビューが割れる里中李生氏の『一流の男、二流の男』
里中李生氏の本はAmazonのレビューを見て頂ければ分ると思うのですが「良い」とする人と「悪い」とする人がハッキリ分かれます。
個性的な作家さんでハッキリと物事を言われるタイプなので、読者の心を良い方であれ、悪い方であれ、動かしてしまうのでしょう。
今回、購入し読ませて頂いた『一流の男、二流の男』のレビューもかなり荒れています。(また、そこが面白い!)
里中李生氏の考えを否定している人の意見も良く分るのでケチョン、ケチョンにレビューしている人を見つけると楽しいです。
そもそも、あなたのために書いた本ではないので100%同意できる本なんてないんですけどね。
100%納得できる本は、自分で出版しない限り無理ですね(笑)

『一流の男、二流の男』を読んで
里中李生氏の本は、いちいち理論立てて頭で考えながら読む本ではありません。気持ち(心、♡)で読んでいく本です。
ですので本が嫌い、活字が嫌いな人でも読みやすいです。『勉強で本ぐらいは読まないといけない…でも本アレルギーだ…』と悩んでいる方におすすめできる本です。
難しくないので誰にでも読めます。
全体的な本の印象としては、作者自身が若い時に苦労され、努力し這い上がってきたこともあるのかもしれませんが客観的裏付けなどはないです。
作者の考えが全面的にでている主観的な本(だから面白いのですが)ですので、本に影響を受けすぎると周りが見えなく可能性があります。
ベースとなる考え的は男尊女卑“推し”ですので、女性が読むと気持ち悪くなるでしょう。考えは現代社会には全くと言っていいほどマッチせず昭和初期です。
ただ、里中李生氏の言っていることは正しいことも多いです。若い男性は、参考にしたほうが『人生の成功』につながるでしょう。
会社を経営している人やサラリーマンであっても重役になられた方は、この作者と似たような感じの人が多いです。みんな女好きで、仕事に情熱を注いでます。(笑)

『一流の男、二流の男』まとめ
男で将来、独立起業したい人、成り上がりたい人はぜひこの本を読んでください。そういう人には高確率でマッチします。(または、へたれのサラリーマンで気合を入れたい人)
ただし、里中李生氏を100%真似しても、あなたには合わないと思うので『時代』と『周り』を見ながら“いい”と思った部分を取り入れてください。
そういった姿勢で読み進めていくと、この本が評価が★1つということはないでしょう。★1つにした人は将来、間違いなく大成できないと思います。
576円と価格も安いので僕は★★★★です。(笑)
著者について
里中李生(さとなか・りしょう)
本名・市場充。三重県生まれ。作家、エッセイスト。
時代の趨勢に流されることなく、物事の本質をずばり突く自己啓発論・恋愛論を展開。
著書に『いい言葉は、いい男をつくる』『男の器量は「女」でわかる』『NOと言える男だけが成功する!』『「いい人」は成功者になれない!』『ちょっと硬派なもてる男 もてない男』『大切な人の心を離さない「かわいい女」63のルール』『結婚、この人に決めていいの!?』(以上、三笠書房刊)など、累計は180万部を超える。
その斬新で辛口の筆致は、男女問わず幅広い層から熱狂的な支持を得ている。